NASAのスピッツアー宇宙望遠鏡が、「ボウ・ショック」として知られる、光を放つ波の赤外線イメージをキャプチャーした。
天文学者達によると写真のゼータ星は過去に近隣の星の爆発により吹き飛ばされたと推測されている。太陽より20倍以上大きく、8万倍以上明るいゼータ星は、5万4000マイル(24km/秒)の速さで宇宙の中を突き進んでいるという。
このイメージでは赤外線の光が、目に見える色に着色されている。ゼータ星は明るいブルーの星として中央に位置し、それが緑色で示される塵の中を突き進むと共に、激しい星の風が物質を波状に押し出す。波が最も凝縮され温かくなっている部分は赤色で示されている。
このボウ・ショックは船が水の上を進むときにできる波、またはソニックブームの原因となる音速ジェット機の前方に集積された空気に類似している。