TRWオートモーティブ・ホールディングスは、ドイツで行われた「第11回自動車の乗員安全システムに関する国際シンポジウムおよび展示会」において、最新のアダプティブサイドエアバッグ技術を公開した。
TRWのサイドエアバッグには、衝突時の乗員への衝撃を緩和し、乗員保護機能を高めるフレキシ・アダプティブベントが搭載されている。新しいサイドエアバッグシステムでは、エアバッグ内部のテザー構造により、側面衝突の進入レベルが特に大きい側のベントを閉じることで、エアバッグ内の圧力をより長時間維持。これにより、強い側面衝突時であっても、より多くの衝撃力を吸収することができ、ドアトリムと乗員の間の底付きの可能性も減少させる。
同社の次世代アダプティブエアバッグは、2013年に生産開始の予定。