伊藤忠丸紅鉄鋼は12月6日、マレーシアの金属プレス加工会社アンシン・プレシジョン・インダストリーズの株式67.81%を取得することで合意し、連結子会社とすることを明らかにした。
同時にアンシンが36%の株式を有する金型・治具製造会社SAネットワーク・テクニカルの筆頭株主である三立工業より残りの64%を取得してSAを完全子会社化する。
アンシン及びSAは、プレスから金型制作・セミアッセンブリングを一体で行うマレーシア唯一の企業となっている。総合的な提案ができる存在として自動車メーカーや電機メーカーなどへ幅広い貢献が期待できるという。また伊藤忠丸紅鉄鋼のコイルセンターであるノーザン・スティール・センターと連携することで、一層の機能充実を図り、マレーシア国内の産業発展に寄与していく方針だ。