ボルボ、次世代シャーシとエンジンに9000億円を投資

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ボルボカーズのホーカン・サムエルソン新社長兼CEO
  • ボルボカーズのホーカン・サムエルソン新社長兼CEO
  • ボルボカーズのスウェーデン南西部イエーテボリのトースランダ工場

ボルボ・カー・グループはSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)およびVEA(ボルボ・エンジン・アーキテクチャー)に約110億米ドル(約9020億円)の新規投資を実施すると発表した。

SPAとは、他車種への応用や展開が可能な次世代シャーシ構造のこと。将来のボルボ車の大半が、SPAを採用する計画となっている。共有モジュール、拡張可能なシステムとコンポーネントを採用し、生産時におけるフレキシビリティを高めることが狙い。

また同社は、SPAと並行して、燃料効率に優れる完全新設計の4気筒エンジンファミリー「VEA」の開発も進めていく。

ボルボ・カー・グループ代表のホーカン・サムエルソン氏は「約110億米ドルに上る投資のおよそ半分が、2011〜2015年の5年間にスウェーデンで進められる新しいシャーシ構造とエンジン開発のインフラ整備に向けられる。今回の投資は、国際市場で特長あるスウェーデンの自動車メーカーとして、ボルボの地位を高めていく決意の現れだ」とコメントした。

《纐纈敏也@DAYS》

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