イタリアのカロッツェリア、ザガートを愛する人たちで構成されるクラブザガートジャポネ。このクラブのイベントも今年で3回目を迎えた。
これまでの念願であった、芝生の上での開催が出来た今回は、スペースの都合上40台強のエントリーに抑えたと事務局関係者は述べる。それでも、個性的なザガートモデルが会場を埋め尽くし、エントラントや見学者たちから、まるで海外のコンクール会場みたいという声が聞かれたことから、主催者の意図は十分理解されたようだ。
ザガートの本拠地がイタリアのミラノということもあり、ほとんどの参加車は、アルファロメオやアバルト、ランチアであったが、その中に2台、日本車があった。一台は『ザガート ガビア』、もう一台はトヨタモデリスタ『VM180ザガート』である。ガビアは2代目日産『レパード』をベースに30台生産されたといわれている。また、VM180ザガートはトヨタ『MR-S』をベースにしたモデルで、100台ほどが生産されたと伝えられている。このように、普段見ることの出来ない、カロッツェリアザガートが手掛けたモデルを一堂に見ることが出来るのも、このイベントの大きな特徴だ。