【クライスラー 300 発表】ユーザー調査の結果を反映したインテリア

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クライスラー・300
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フィアットクライスラージャパンは、クライスラー『300』を12月15日より発売を開始する。価格は398万円から。

「インテリアで我々が注力したのは、ディテールへのこだわりです」とはクライスラーグループLLCクライスラーデザイン統括のブランドンLファウロート氏の弁。また、アメリカンデザインの見直しをしたという。「アメリカの過去、古き良き時代のデザインを反映しており、これまでも多く活用されていました。これを踏まえて、シンプルでエレガントな、素材の良さを見事に実現したデザインとなっているのです」

そして、今回デザインするにあたって、大規模なユーザー調査を行なったという。その結果、3つの要望があった。それは、「ルーミーなスペース。クオリティの高さ。ラグジュアリー性の高いインテリアが欲しいということでした」。そこで、ルーミーさについては、「ペリメーター部分(インストルメントパネルからドアへつながる横方向への造形)を強調することで、広々としたスペースを感覚的に感じてもらえるでしょう」。また、「コンソールがインストルメントパネルへ流れ込むような形で、なだらかな曲線を描くことで、古き良き時代のアメリカ車のデザイン性を盛り込んでいます」

そして、クオリティの高さは、「様々なディテールへのこだわりとともに、出来るだけソフトさを表現しています。素材も先代と比べ、出来るだけソフトな素材を使い、カラーもソフトさを実現するためにこだわりました」とする。さらに、「パーツの合わせ目もパーフェクトを目指しました」と述べる。

ラグジュアリーなインテリアでは、特に、クラスター部分にこだわった。「サファイヤブルーの照明により、見やすいメーター類となっています。これにより、洗練された仕上げとなっているのです」。さらにインテリアカラーにもこだわった。「今回は全部グレーというインテリアは避けようと思い、よりリッチなカラーとして、ブラック、それも、漆黒の黒を使っています。他にも、大胆なカラーとしてレッドなども取り上げ、インテリアの美しさを感じてもらえる仕上げとなっています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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