「富士スプリントカップ」においてグランドファイナル戦が開催されたヴィッツレース。決勝レースを前にした11月16日、北海道、東北、関東、関西、西日本の各シリーズのチャンピオン達が集まる表彰式がおこなわれた。
表彰式では、北海道チャンピオンの渡辺圭介選手、東北チャンピオンの松原亮二選手、関東チャンピオンの蓬田昭男選手、関西チャンピオンの平岡塾長選手、西日本チャンピオンの桜谷孝明選手を始めとする各シリーズの入賞選手達が表彰され、各シリーズのチャンピオン達が今シーズンの感想などを語った。
ヴィッツレースの2012年は、参戦車両が新型モデルに切り替ったシーズンとなったが、トヨタ自動車の阿部誠司ネッツ店営業部部長は「3代目ヴィッツRS Racingの価格も抑えたこともあり、これまでの参加台数は1レースあたり約30台となる536台になりました」と挨拶の中で紹介。
加えて「13年での累計出走台数は1万台以上となりました。“草の根レース”としてこれは凄いことであり、参加者の皆さんおよび我々トヨタ自動車の誇りになると思います」と述べた。
2013年のヴィッツレースには、現在スーパー耐久や全日本ラリーなどに参戦している「GAZOO Racing」が大会をサポートする。トヨタ自動車GAZOO推進室の柴尾嘉秀室長は「GAZOO Racingの活動を通じて、自分も走ってみたいという人を、一人でも増やしていきたい」と意気込みを語った。
また、トヨタ自動車モータースポーツ部の高橋敬三部長は「我々は、トヨタのモータースポーツとして、このヴィッツレース以外にも、2013年から『86』のワンメイクレースを用意します。いろいろなカテゴリーで皆さんに楽しんでもらえる車を我々で準備していくので、ぜひ楽しんで欲しいと思います」と、ヴィッツと86、2つのカテゴリーでワンメイクレースをサポートしていくと語った。