初開催となったUSGPでセバスチャン・ベッテルがポールポジションを制した。年間タイトルを争う一方の雄フェルナンド・アロンソは9位と振るわない。最後のQ3バトルは、誰もがタイヤの能力を引き出すためにロングランで臨み、残り2分でベッテルが1'35.877を出した。ベッテルがすでに減速した頃、ルイス・ハミルトンが0.051秒差まで迫った。ベッテルは再びフライングラップに転じて、1'35.657を叩き出す。最後の周回を続けるハミルトンは、この時セクタータイムでは強力なラップを刻んでいたが、結果的には0.1秒足りなかった。それでもレッドブルのフロントロウ独占は阻止できた。ロータスはロマン・グロージャン4位、キミ・ライコネン5位で強力さを示したが、グロージャンはギヤボックス交換による5位降格が決まっている。ロータスのペナルティは、ミハエル・シューマッハのトップ5入りを許した。アロンソは、Q3でタイヤの能力が出ず、フライングラップから次のフライングラップまで、必死でタイヤを温めたが、結果は9位タイム止まりだった。フェラーリのチームメート、フェリペ・マッサはタイヤの扱いがやや優り7位となった。気になるザウバーだが、金曜日からタイヤウォームアップの問題に苦しめられ、同じ問題が予選でも発生、セルジオ・ペレスが15位、小林可夢偉も16位と、結果は振るわなかった。USGP 予選結果 1: ベッテル(レッドブル) 1'35.657 2: ハミルトン(メルセデスAMG) 1'35.766 3: ウェーバー(レッドブル) 1'36.174 4: グロージャン(ロータス) 1'36.587 5: ライコネン(ルノー) 1'36.708 6: シューマッハ(メルセデスAMG) 1'36.794 7: マッサ(フェラーリ) 1'36.937 8: ヒュルケンベルク(フォースインディア) 1'37.141 9: アロンソ(フェラーリ) 1'37.30010: マルドナド(ウィリアムズ) 1'37.842Q2落ち11: セナ(ウィリアムズ) 1'37.60412: バトン(メルセデス) 1'37.61613: ディレスタ(フォースインディア) 1'37.66514: ベルニュ(トーロロッソ) 1'37.87915: ペレス(ザウバー) 1'38.20616: 小林(ザウバー) 1'38.43717: ロズベルグ(メルセデス) 1'38.501Q1落ち18: リチャルド(フェラーリ) 1'39.11419: グロック(マルシャ) 1'40.05620: ピック(マルシャ) 1'40.66421: ペトロフ(ケータハム) 1'40.80922: コバライネン(ケータハム) 1'41.16623: デラロサ(HRT) 1'42.01124: カーティケヤン(HRT) 1'42.740107% time: 1'43.317