ゼネラルモーターズ・ジャパンが11月15日に発表したキャデラック『ATS』。同車には、BOSE社と共同開発したアクティブ・ノイズ・キャンセレーション(ANC)が採用された。
同システムは、ノイズに相対する周波数を発生することでノイズを相殺する技術。ATSに採用したシステムでは、3つのマイクで常時監視して不快なノイズのみをキャンセル、吸音材などを減らし車両の軽量化にも貢献しているという。
実際に、ATSの車両重量は1580kgと軽量化にもこだわった。エンジンフードやフロントサブフレーム、フロントのストラットマウント、前後のバンパービーム、サスペンションアームなどはアルミ製とするなど、ATSのパワートレインとサスペンションシステムには軽量化のために鉄以外の素材も多用している。
日本導入モデルの2リットルターボエンジンAT仕様で、1580kg以下という車両重量は、トップクラスの走行性能と燃費性能を合わせ持つスポーツセダンを完成させるための必須条件であったという。