トヨタ、米国から韓国への輸出を強化…ヴェンザ を出荷

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トヨタ・ヴェンザの2013年モデル
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トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は11月14日、10月末から新たな米国生産車の韓国への輸出を開始したと発表した。

トヨタは2011年11月、米国生産車の韓国への輸出を発表。これは2012年1月、米国と韓国の間で、FTA(自由貿易協定)が発効するのを受けたもの。米国から韓国に乗用車を輸出する際、関税は8%から4%に低減。2017年には、この関税が撤廃される。

トヨタはすでに、大型ミニバンの『シエナ』と主力セダンの『カムリ』を、米国から韓国へ出荷。今回、輸出車種に『ヴェンザ』が加わった。

ヴェンザは2008年1月、デトロイトモーターショー08でデビュー。先代カムリの車台をベースに開発された北米専用のクロスオーバー車だ。2.7リットル直列4気筒(最大出力181ps)と、3.5リットルV型6気筒(最大出力268ps)の2種類のガソリンエンジンを搭載する。生産はケンタッキー工場が担当。

ヴェンザの韓国への輸出は、年間600台レベルを計画。トヨタは1988年から、米国生産車の海外輸出を開始しており、現在は世界21か国に出荷。2012年は前年比52%増の年間13万台以上と、過去最高の輸出を見込む。

米国トヨタ販売のボブ・カーター副社長は、「米国で設計され、組み立てられるヴェンザが、米国だけでなく海外の顧客にも受け入れられるだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

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