ホンダのタイにおける二輪車・汎用製品生産会社、タイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドは、新型『CB500』シリーズの生産を開始した。
今回、生産を開始したのは、『CB500F』『CB500X』『CBR500R』の3モデル。CB500シリーズは、スクータータイプの『PCX』、ロードスポーツモデル『CBR250R』に続き、タイホンダとして初めて生産する中型排気量車となる。同シリーズは、アジア地域をはじめ、日本、欧州、北米、オーストラリアなど幅広い地域向けのグローバルモデルとして、タイからの輸出を予定している。
CB500シリーズは、昨年10月にオープンしたグローバルモデル専用の新工場で生産を開始。同工場の本格稼働開始を記念した式典には、タイや地域工業団地の関係者のほか、ホンダからは大山龍寛二輪事業本部長、小林浩アジア・大洋州本部長らが出席した。
タイホンダは、1967年に二輪車の生産を開始し、累計生産台数は2169万台。世界57の国と地域に輸出し、累計輸出台数は91万台を達成している。今回の新工場稼働により、生産能力は年間165万台へと拡大。同社は今後も製品供給体制の強化を図っていく。