いすゞ自動車は10月25日、小型トラック『エルフ』と日産『アトラス』、マツダ『タイタン』など4車種の燃料タンクに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2005年6月30日~2006年12月14日に製作された1万3336台。
燃料タンクバンドを過大な締め付けトルクで固定したため、タンク内部のバッフル板(燃料液面の揺動を抑止する仕切り板)のスポット溶接部に過大な力が加わり、溶接部に亀裂が入って燃料が漏れるおそれがある。
全車両、燃料タンクバンドとナットを新品に交換するとともに、ワッシャを追加し、対策の締め付け方法でバンドを締め付ける。燃料タンクのバッフル板溶接部に亀裂が生じているものは燃料タンクを新品に交換する。
不具合発生件数は18件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。