光岡自動車は10月24日、特別仕様車『ビュート オッターヴァ』を発表した。価格は585万円。TBSが運営するインターネット放送局「OTTAVA」と共同で企画したもので、クラッシク音楽を最高級の音質で楽しめる空間がコンセプトになっている。
このためビュート オッターヴァは、パイオニアのハイエンドカーオーディオ『carrozzeria X』を標準装備し、CB FACTORYの山口文治代表が機器のインストールおよび音の調整を手がけた。
山口代表は「Aピラーに取り付けたツイータと前席ドアのスピーカーの取り付け角度と位置は綿密な計算によって成り立っている。それをやることによってダッシュボードの上にオーケストラを存在させることは二次元のステレオでも可能。立体音源を再生するのに前4つのスピーカーで十分」と言い切る。
また「フロントドアにはかなり分厚い鉛のシート、吸音材、拡散材をたっぷり使っているので、運転席と助手席は通常の『ビュート』よりもかなり静粛性は上がっている。また一般的なカーオーディオは15~40Wくらいの出力しかないが、carrozzeria Xでは3倍くらいの入・出力のパワーがあるので、風切り音やロードノイズに負けない音量で快く楽しめるセッティングになっている」と述べている。