現地時間10月22日に開幕したサンパウロモーターショー12において、スバルは小型FRスポーツカー『BRZ』を出展した。今回は参考展示にとどまったが、同社の福江則夫中南米営業課長は「BRZは現地ガソリン燃料への対応を研究中」と一部記者に明かした。
ブラジルでは、ガソリンの中にエタノールがブレンドされており、ブラジル市場へ車両を投入するためには現地ガソリン燃料への適応が求められる。
また、ガソリンとエタノール、メタノールなどの混合燃料に対応したフレックス燃料車(FFV)の普及も進んでおり、新型車投入の際にはこうした燃料への対応も検討が必要となる。
ブラジル政府もFFVを推奨しており、世界有数の販売台数を誇る。また、多くのF1レーサーを輩出しているブラジルでは、今後スポーツカー需要が拡大していくことが予想され、そうした需要に応える狙いもあると見られる。