GM、ヒューレット・パッカードの技術者3000名受け入れ…IT事業加速へ

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米国ミシガン州のGM事業所で働くヒューレット・パッカード社員
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米国の自動車最大手、GMは10月18日、米IT大手のヒューレット・パッカード(HP)社から、3000名の技術者を受け入れると発表した。

今回の技術者の受け入れは、GMとヒューレット・パッカードがITサービスに関する複数年契約を結んだことを受けてのもの。ヒューレット・パッカードのITエキスパート3000名が、GMの研究開発部門に転籍し、車載ソフトウェアの開発などに従事する。

ヒューレット・パッカードは最近の業績不振により、大規模な人員削減をせざる得ない状況。そこで、従来からGM関連の仕事をしていた技術者を転籍させることで、雇用先を確保した形だ。GMにとっては、今後さらに重要度を増す車載IT技術の開発を促進する狙いがある。

GMのチーフインフォメーションオフィサー、ランディ・モット氏は、「今回のヒューレット・パッカードとの合意が、我々のIT事業を加速させると同時に、IT関連のコストを削減するだろう」とコメント。

ヒューレット・パッカードのグローバルエンタープライズサービス責任者、マイク・ネフケンス氏は、「GMにとって、さらに優れた商品やサービスを提供する一助になることを期待する」と語っている。

《森脇稔》

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