日本HPは10月22日、スバルが東京オートサロン2024に出展したコンセプトカー『レガシィ・アウトバックBOOSTGEARパッケージ』の部品製造に、HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューションが採用された、と発表した。
この部品はスバルとDMM.comの3Dプリント事業部「DMM.make 3Dプリント」が共同で開発、製造した。
スバルは、このコンセプトカーの新たな部品開発にあたり、製造における様々な課題の解決に加え、将来を見据えた新たな車のあり方を検討していた。自動車業界における部品開発の課題は、金型製造や物流による負荷など多岐にわたる。部品を作るには専用の型を作らなければならず、型抜き方向も考慮しなければならないため、デザインが制限されるのが一般的でカスタマイズや少量多品種の部品開発がしにくいという側面もある。また、工場で製造した部品の在庫管理の他、輸送によるコストやCO2排出などの課題もあった。