ドイツ・ブレーメン工場で生産されるという『GLKクラス』。少々ユニークなフォルムが印象に残る。長めのノーズ、『190E』の頃のような立ち気味のAピラーとフロントスクリーン、車高はあるが低重心のボディetc…。が、いざ走り出してみて「SUVなのにまるでセダン感覚のクルマだ」と思わせられた。運転ポジションはごく自然で乗り降りしやすく、1670mmと車高はあるが、あまり上から目線の感じがない。しかも全長4550mm×全幅1840mmの持て余さないボディサイズなのも、気安く乗り回せる理由のひとつだ。もちろん快適性の高いドライバビリティも、数あるメルセデスベンツのSUV中、もっともセダンに近い。音や振動が抑えられているのは当然として、素直な挙動もメルセデスベンツのセダンの領域。3.5リットルのV6と7速ATの組み合わせも、なめらかでスウィートな動力性能を発揮する。悪くない。その上で4WDの走りのしたたかさがある。実用性の高さも抜かりはなく、テールゲートには閉める際に掴みやすいグリップが左右2箇所用意される。インパネまわりもセダンの質感、雰囲気で、良質なファミリーカーの資質高し、と感じた。■5つ星評価パッケージング:★★★★★インテリア/居住性:★★★★★パワーソース:★★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★★島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
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