3位:小林可夢偉(3番手スタート)
リタイヤ:セルジオ・ペレス(5番手スタート)
小林可夢偉(ザウバー)はスタートで出遅れたマーク・ウェバー(レッドブル)を1コーナー手前でオーバーテイクし、2番手に順位を上げた。
しかし、やはりトップのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のペースは速く、どんどん離される展開となる。
更に悪い事に、16周目に小林が1回目のピットストップを済ませコースに復帰すると、小林よりも約2秒ペースの遅かったダニエル・リチャルド(トーロロッソ)に前を塞がれてしまい、2周後にそのリチャルドがピットインし、やっと前が開けた時にはマッサが2番手に上がってしまっていた。
その後はマッサとのギャップが広がり、4番手のジェンソン・バトン(マクラーレン)に迫られる展開となる。
32周目に小林が2度目のピットインをし、5番手でコースに復帰、程なくしてパストール・マルドナド(ウィリアムズ)とバトンのピットインにより、3番手に舞い戻った小林だったが、再び終盤にかけてバトンに迫られる展開になる。
45周目からはバトンとのギャップが2秒をきり、いよいよDRSを使われてしまうギャップ1秒近辺に迫られはしたが、何とか逃げ切り、自身初の表彰台に母国GPで登る事に成功した。
セルジオ・ペレス(ザウバー)はスタートでキミ・ライコネン(ロータス)に、4周目にルイス・ハミルトン(マクラーレン)に抜かれてしまうが、7周目にはハミルトンを抜き返す事に成功した。
その後はライコネンとバトンのピットインにより4番手になり、自身も16周目にピットに向かう。9番手でコースに戻るとファステストラップを記録するなど好調な走りを維持していた。
しかし、その勢いが裏目に出たのか、ハミルトンを射程圏内にとらえた19周目のヘアピンでスピンを喫し、グラベルに捕まりリタイヤとなってしまった。