【CEATEC12】トヨタ友山常務役員、Smart INSECTは「常に人や家、社会と対話できる車」

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トヨタ自動車・友山茂樹常務役員
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トヨタ自動車は、トヨタ車体製の超小型1人乗り電気自動車『コムス』をベースに、ドライバーの手振りや音声を認識して運転支援や自宅の遠隔操作ができるコンセプトモデル『Smart INSECT』を出展、各種操作の実演を行う。

トヨタの友山茂樹常務役員はSmart INSECTを「スマートフォンとクラウドコンピューターを介して、常に人や家、社会と対話できる車」と表現する。

まずはスマートフォンを操作してSmart INSECTを起動させた後、車両前方にあるモーションセンサーに映ったドライバーとあらかじめ登録された顔写真とを照合。認証するとSmart INSECTが『おはようございます』と音声であいさつしたり、フロントランプの点滅などで応答してくれる。

さらにドライバーが手を動かした側のドアを自動で開けることもできる上、ドライバーが乗り込むと、シートについているセンサーが反応し、Smart INSECTが運転モードに入る。スマートフォンをダッシュボード上の所定の位置に置くと、「トヨタスマートセンター」で音声情報を認識するバーチャルエージェントとの会話が可能になる。

目的地の設定も「いつものルート」と話すだけで、クラウドに蓄積されたドライバーの履歴をもとに割り出して導いてくれるという。「今までは目的地を設定しないと動かなかったが、勝手に目的地を設定してくれるほか、『いつもの音楽をかけて』と言えば、自分がスマートフォンでいつも聞いている音楽を拾ってきて再生してくれる。これは僕の履歴をずっとクラウドが知っているので、それをかけてくれる仕組みになっている」と友山常務は解説する。

また「家のHEMSともクラウドを通じてつながっているので、消し忘れたエアコンの電源を切る指示もできる。このほかインターネットにも接続しているので、そこから最新の情報をとってきてくれる。例えば、いつも僕が寄るコンビニに新しい弁当が出たらそれを教えてくれる」ことも可能という。

《小松哲也》

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