イタリアの高級車メーカー、マセラティは9月27日、フランスで開幕したパリモーターショー12において、今後の新型車計画を明らかにした。その中には、次期『クアトロポルテ』の登場が含まれている。
現行クアトロポルテは5世代目にあたり、2003年9月、フランクフルトモーターショーでデビュー。マセラティのフラッグシップサルーンで、デザインはピニンファリーナが担当。4.2リットルV型8気筒ガソリンエンジンはフェラーリ製で、最大出力400psを引き出した。
2008年のマイナーチェンジを機に、排気量を4.7リットルに拡大した「クアトロポルテS」を設定。最大出力は430psへ高められた。2009年に追加された「クアトロポルテ スポーツGT S」では、最大出力は440psに到達している。
現時点では、次期クアトロポルテの内容は未公表。マセラティは、「次期型は1963年の初代から50年間続くサクセスストーリーを受け継ぐ。初代クアトロポルテが、ラグジュアリースポーツサルーンというカテゴリーを作り出した」とだけ説明している。