フォルクスワーゲン パサート新型、米国で販売新記録…11年ぶり

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VW パサート(北米仕様)
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フォルクスワーゲンの米国における主力中型セダン、『パサート』。同車の2012年の新車販売台数が、過去最高を達成した。

これは9月19日、フォルクスワーゲンオブアメリカが明らかにしたもの。2012年1月から9月19日までのパサートの新車販売台数が7万7524台となり、2001年の7万7523台を上回って、11年ぶりに過去最高を記録したのだ。

北米向けの新型『パサート』は2011年1月、デトロイトモーターショー11で発表。米国テネシー州チャタヌーガ工場で生産され、欧州や日本向けよりもひと回り大きな専用ボディを採用する。ボディサイズは、全長4869mm、ホイールベース2804mmと、欧州向けパサートに対して、全長は100mm、ホイールベースは92mm長い。

エンジンはガソリン2、ディーゼル1の合計3ユニット。ガソリンは2.5リットル直列5気筒と、3.6リットルV型6気筒。このV6は6速DSGと組み合わせられ、グレード名には「VR6」が与えられる。

ディーゼルは、2.0リットル直列4気筒ターボの「TDI」。全米50州のディーゼル規制に適合するクリーンユニットで、米国EPA(環境保護局)高速燃費は18.3km/リットルと、ハイブリッド車並みの燃費性能を掲げる。

フォルクスワーゲンオブアメリカによると、新型パサートの8月販売台数は1万0900台と、8月の記録を更新。そのうちの約20%が、TDI搭載車だったという。

《森脇稔》

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