フォードモーターの欧州主力コンパクトカー、『フィエスタ』。同車の現行モデルに、初の大幅改良が施された。
これはフォードモーターが、オランダ・アムステルダムで開催した特別イベント、「Go Further」で発表したもの。フィエスタのフェイスリフトモデルが初公開されている。
現行フィエスタは2008年秋、欧州市場で発売。フォードのデザイン言語、「キネティック」に従いデザインされ、小型ハッチバックでありながら強い存在感を放つのが特徴だ。
欧州では、3ドアと5ドアのハッチバックをラインナップ。また中国などのアジア市場へは、4ドアセダンを投入している。米国市場にも2010年春、ユーザーの小型車シフトに対応する形でリリース。1976年の初代発売以来、世界累計販売は1500万台を超えている。
現行モデルのデビューから4年を経た今回、フォードモーターはフィエスタに初の大幅改良を実施。フロントには、大きな開口部を備えたグリルが採用され、同社の最新デザインアイデンティティを主張する。
メカニズム面では、フォードモーター自慢の新世代環境ユニット、「エコブースト」を新搭載。最も排気量の小さい1.0リットルの3気筒ターボエンジンが用意される。フォードモーターは、「クラスベストの燃費性能」とアピールしている。