フランスの自動車大手、プジョーは9月19日、ドイツで開幕する欧州最大規模の商用車ショー、ハノーバーモーターショー12において、『パートナー エレクトリック』を初公開する。
同車はプジョーのLCV(軽商用車)、『パートナー』をベースに開発されたEV。同じくハノーバーモーターショー12では、パートナーの兄弟車、シトロエン『ベルランゴ』のEV、『エレクトリック ベルランゴ』が披露される。プジョーとシトロエンの商用EVもまた、兄弟車にあたる。
パートナー エレクトリックのモーターは、PSAプジョーシトロエンと提携関係にある三菱自動車から供給を受ける。最大出力は67ps、最大トルクは20.4kgm。三菱『i-MiEV』用のモーターを、若干強化して搭載した。
二次電池は、リチウムイオンバッテリーを2セット採用。トータル蓄電容量は22.5kWh。1回の充電で、最大170kmを走行できる。また、充電は、通常のコンセントで6‐9時間。急速チャージャーを使用すれば、80%の容量を30分で充電可能。
ボディは標準(全長4380mm)と、ロング(全長4630mm)の2種類を用意。荷室の最大積載量は685kgで、プジョーは「カテゴリートップの積載能力」と説明している。