ビー・エム・ダブリューは、BMW『5シリーズ グランツーリスモ』に、新開発のV型8気筒エンジンを搭載し、エンジンオートスタート/ストップ機能を採用した新型『550i グランツーリスモ』などを9月12日に発売した。
今回、550iに搭載される4.4リッターV8 BMWツインパワーターボエンジンには、ツインターボチャージャー、高精度ダイレクトインジェクションシステムに加えて、インテークバルブのリフト量を無段階に可変制御するバルブトロニックが新たに採用された。
また、新エンジンは2基のターボチャージャーをV型のシリンダーバンクの間に配置するレイアウトを採用し、エンジンをコンパクト化。最高出力および最大トルクは、従来型V8エンジンに対して約10%向上の450ps、66.3kgmを発揮。0-100km/h加速5.0秒の動力性能を達成している。
くわえて、535i/550i グランツーリスモには、エンジンオートスタート/ストップ機能、エコプロモード付きのドライビングパフォーマンスコントロール、電動パワーステアリングなどの環境対応技術を採用。535i グランツーリスモの燃費(JC08モード)は、従来モデルより約27%向上して12.2km/リットル、550i グランツーリスモは約30%向上して9.6km/リットルとなった。
機能面では、両モデルにスマートオープナー機能を追加。荷物で両手がふさがった状態でも足元の操作によりテール・ゲートを開けることが可能になった。さらにポータブルオーディオプレーヤーを接続し音楽を車内で楽しむことが可能なUSBオーディオインターフェイスを新たに標準装備とした。
価格は535i グランツーリスモが884万円、550i グランツーリスモが1140万円。