全日本トラック協会と国土交通省は、トラック運送業における燃料サーチャージ制の導入を促進する ためのパンフレット「燃料サーチャージの導入に向けて」を発刊した。
燃料サーチャージは、燃料価格の急激な変動に対応するための、運賃とは別建てで徴収する料金のこと。日本では、海運業界が1975年から導入、2001年からは航空貨物、2005年からは航空旅客にも導入された。
トラック運送業界でも、日本通運など大手物流会社が燃料サーチャージを導入しているが、トラック運送の9割以上を占める中小・零細企業では交渉力が弱いため、導入できず、経営を圧迫。労働環境の悪化にもつながっている。
全日本トラック協会では、燃料サーチャージの算出方法、導入成功のポイント、導入の進め方などをまとめたパンフレットを制作。トラック業界における燃料サーチャージの導入を推進していく。