トヨタなど、水素活用のエネルギー需給システムを検討するHyGrid研究会を設立

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HyGrid モデルイメージ
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川崎重工業、トヨタ自動車などは、水素を最大限に活用することでエネルギー需給システムの最適化するモデル「HyGrid」について検討する「HyGrid研究会」を発足した。

研究会に参加するのは他に九州大学カーボンニュートラル国際研究所、テクノバ、ローランド・ベルガー。

研究会では、HyGridモデルによる低炭素社会を2030年までに実現させることを目指し、地域単位で産学官などによる検討体制を構築、地域の実情に合わせた最適なエネルギー需給システム「HyGrid」について研究する。また、地域経済を支える仕組みとしての可能性についても研究する。

風力や太陽光などの再生可能エネルギーは、出力(発電)が日単位や季節単位で大きく変動する。この変動の吸収のための蓄エネルギー技術として水素は、蓄電池(リチウムイオン電池、NaS電池)に比較して長期のエネルギー貯蔵とコスト面で有利だ。

研究会では、再生可能エネルギー導入に積極的な自治体と連携して、再生可能エネルギーを利用して、水電気分解、得られた水素の貯蔵、水素による燃料電池による発電と水素自体の利用といった一連の統合システムを研究、開発する。

《レスポンス編集部》

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