川崎重工、シンガポール向け地下鉄電車132両を受注

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川崎重工 シンガポール向け地下鉄電車(イメージ)
  • 川崎重工 シンガポール向け地下鉄電車(イメージ)
  • 川崎重工 神戸本社

川崎重工業は8月29日、Kawasaki Heavy Industries(Singapore)(KHI-SIN)および中国の南車青島四方機車車両(南車四方)と共同で、シンガポールのLand Transport Authority(LTA、陸運庁)から地下鉄電車132両(22編成)を受注したと発表した。

受注金額は約177億円で、川崎重工がプロジェクト全体の統括、設計、台車や主要機器の供給を行い、南車四方が完成車両の製作および工場試験を担当、KHI-SINが車両の基地搬入や納入整備、現地試験を担当する。2015年から2016年にかけて納入する予定。

シンガポールでは、2020年までに軌道系都市交通システムを現行の2倍に延伸する計画が進められており、さらに在来線(南北線および東西線)におけるピーク時の混雑緩和とエネルギー効率の向上を目的として、新型車両の導入が進められている。今回受注した車両は、東西線の延伸および在来区間の輸送力増強に対応するもの。

これまで川崎重工は、他社との共同受注を含めて、LTA向けに地下鉄電車を1986年から1989年にかけて396両、1999年から2001年にかけて126両、2011年から2012年にかけて132両を納入。さらに現在78両を製造中で2014年までに順次納入する。今回、同社の契約履行能力、納入車両の良好な運行実績・品質、ならびに入札で提案した技術・価格が総合的に評価された。

《纐纈敏也@DAYS》

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