日産自動車が8月28日発表した新型『ノート』は、後席ドアが最大85度まで開くのが特徴のひとつになっている。先代ノートの開度が最大65度、『ティーダ』でも同70度なので、相当な大開口ドアといえる。
新型ノートの商品企画を手がけた水口美絵チーフ・プロダクト・スペシャリストは「赤ちゃんを抱いたお母さんが、リアのベビーシートに赤ちゃんを乗せる時に無理なく体を入れられるよう大開口のドアにした」と85度開くドアにした背景を語る。
逆に大きく開きすぎると駐車場などで隣の車にドアが当たるのではないかという不安もあるが、「室内から開けると、なかなか85度までは手が遠くなって開かない。そういった安全のことも考えて、外から開いた時に使いやすいというのが今回の85度開くドアの特徴になっている」と水口氏は胸を張る。
実際、ドアが一気に85度まで開くのではなく、47度、65度でも一旦、止まるように設定が施されているという。新型ノートは9月3日発売で、価格は124万9500~167万4750円。