日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティ。同ブランドが、メキシコでの現地生産を検討していることが分かった。
これは8月20日、『オートモーティブニュース』の欧州版が報じたもの。同メディアのインタビューに応じたインフィニティのヨハン・デ・ナイシェン常務執行役員(SVP)は、インフィニティがメキシコでの現地生産を行う可能性に言及したという。
7月1日付けで、インフィニティの常務執行役員に着任したばかりのヨハン・デ・ナイシェン氏。前職は、アウディの米国法人、アウディオブアメリカの社長だった。そのアウディは2016年から、メキシコで『Q5』の生産を行うことを決定している。
インフィニティがメキシコで現地生産に踏み切るとしたら、その狙いは何か。アウディ同様、メキシコの生産コストの安さが自動車メーカーにとって魅力的なのは間違いない。また、北米から南米までの市場をカバーする立地の良さも、メキシコを候補に挙げた理由だろう。
同メディアは、インフィニティがメキシコで生産を行う可能性のある車種について、「新型コンパクトカー(コンセプトカーの『エレセア』の市販版か)」とレポートしている。