米フォード、世界規模で共通生産方式導入へ

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フォードモーターの米ケンタッキー州ルイビル工場
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米国の自動車大手、フォードモーターは8月6日、グローバル規模で新たな生産方式を導入すると発表した。

この新しい生産方式は、「ワン・マニュファクチャリング」と命名。世界のフォードモーターの工場で、共通の生産システムを導入。これにより、工場の生産効率の引き上げや開発投資の抑制を図る。

具体的には、フォードモーターはこの新生産方式の導入により、2015年には各工場の生産能力を、2011年比で25%向上できると試算。新車開発に係る投資に関しては、8%抑えられるという。

また、全世界の工場で、共通言語として英語を導入すると発表。フォードモーターのグローバル生産担当、ジョン・フレミング副社長は、「高品質な車を安全に効率良く生産するのが狙い」と説明している。

フォードモーターの2012年第2四半期(4‐6月)決算は、売上高が前年同期比6.2%減の333億ドル(約2兆6045億円)。純利益は10億4000万ドル(約813億円)と、56.6%の減益になっていた。

《森脇稔》

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