【ルノー トゥインゴゴルディーニRS 発売】フロントフェイスの意味するところ

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ルノートゥインゴゴルディーニRS
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ルノー・ジャポンは8月1日より『トゥインゴゴルディーニRS』をマイナーチェンジし、発売を開始した。価格は変わらず245万円。

最も変更が大きかったのはフロントフェイスであろう。同社広報グループの近棟信邦さんは「今後のルノーは、このフロントフェイスのイメージで統一されます」と話す。

その背景について、同社マーケティング部商品計画グループのフレデリック・ブレンさんは「2010年に新しいデザインディレクター、オランダ人のローレンス・ヴァン・デン・アッカーが就任した際、ルノーのブランドイメージを整理したところ、ヒューマン、人間らしい温かみを持っているブランドだと気付いたのです」と語る。

そこで「このことを軸に、人間のライフサイクルに合わせ、まずコンセプトカーを作製しました。最初は2010年の『デジール』。免許取り立てで、カップルになる前に、自分をアピールするための二人乗りのスポーツカーを提案したのです。このテーマはラブでした」

その後「カップルになり世界を冒険したい。その冒険するためのクルマがSUVの『カプチャー』。子供が出来て、ファミリーとなるので、『Rスペース』というミニバン。そして、この家族を養うためには仕事をしなければならない。そこでON と OFFに使えるクルマとして、未来の『カングー』みたいなクルマ、『フレンジー』を提案。今後、残りの2台が提案される予定です」

こういったコンセプトカーに合わせた市販車が出てくる予定だとブレンさん。因みに「最近発表された『クリオ4』はデジールのデザインチームと同じです」とした。

そして「100%新しいブランドアイデンティティを持つのはクリオ4からですが、今回のトゥインゴゴルディーニRSにも、このデザインアイデンティティを取り入れた個所があります」と述べる。それがフロントフェイスだ。「まずフロントエンブレムが立ち上がり、より大きくなりました。これはブランドを意識して、プライドを持ってルノーだと見せるためです」という。また、近棟さんは「(ヘッドライトをつなぐ)ブラックの帯の形を変えることで、スポーティさや力強さなど、それぞれのクルマに合ったイメージを持たせられます。同時に、エンブレムがなくてもルノーだと一目でわかるようにという狙いもあります」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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