【新聞ウォッチ】シャープ大幅赤字で、5000人規模の大リストラ

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年8月3日付

●首相問責来週にも、自民一体改革採決迫る(読売・1面)

●ソニー赤字246億円4〜6月人員削減費響く(読売・2面)

●五輪不況ロンドン中心部(読売・8面)

●インド工場暴動1万5000台超減産、スズキ(朝日・9面)

●スズキインド工場暴動、所得格差不満爆発、派遣が半数「月給、社員の半分」再開見通し立たず(東京・3面)

●VW、日本でトラック、復興需要にらみ再参入、現代自も(日経・1面)

●米GM、41%減益、新興国伸び悩み4〜6月(日経・7面)

●カーナビ5割増産、三菱電機、タイ工場に新棟(日経・10面)

●ツアーバス、乗務時間超過、東北道事故 運輸局検査見逃す(日経・35面)

ひとくちコメント

シャープが国内を中心にグループ従業員約5000人を希望退職の募集などで2012年度中に削減するという。2日の読売、日経などが夕刊で報じたほか、この日の2012年度4〜6月期の連結決算で奥田隆司社長が正式に発表したことから、きょうの各紙も大きく取り上げている。

それによると、2013年3月期の連結最終損益は2500億円の赤字(前期は3760億円の赤字)になる見通し。従来予想を2200億円も下方修正した。このため、人員削減が避けられないと判断。連結対象の従業員約5万7000人の約1割に当たるリストラを実施する。液晶テレビなどの栃木工場(栃木県矢板市)と、太陽電池などの葛城工場(奈良県葛城市)は今後、生産体制を縮小する。

家電大手の4〜6月期決算では、シャープとソニーが大幅赤字となった半面、パナソニック、日立製作所、三菱電機の3社はいち早くテレビ事業のリストラに取り組んだことなどが奏功して黒字となり、「回復速度に差」(日経)が出てきたようだ。

《福田俊之》

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