マーケティング担当の最高責任者を解任したばかりの米国自動車大手、GM。今度は7月末、欧州部門の新しいチーフデザイナーが、8月1日の着任日直前にGMを退職していたことが分かった。
この人物は、デビッド・ライオン氏(43歳)。1990年にGMに入社して、数多くのGM車のデザインを手がけてきた。最近では、シボレー『ボルト』やキャデラック『XTS』の内装デザインを担当している。
そんな同氏のキャリアを、GMは高く評価。2012年6月、GMは同氏を、欧州部門のオペルのチーフデザイナーに起用すると発表したばかりだった。
8月1日の就任直前にして、欧州部門のデザイン責任者の職を辞し、GMを去ったデビッド・ライオン氏。その理由は明らかになっていないが、7月30日、『デトロイトニュース』は、GMの広報担当、デーブ・バーンズ氏の「デビッド・ライオン氏の退職は事実。追って後任人事を決定する」とのコメントを伝えている。