全体相場は続伸。
欧州中央銀行(ECB)総裁のユーロ相場安定に向けた発言から、欧州危機に対する警戒感が後退。輸出関連株を中心に幅広い銘柄への買い戻しが活発化。アジア市場が堅調展開だったことも、安心感を誘った。
平均株価は前日比123円54銭高の8566円64銭と続伸。4日ぶりに8500円台を回復した。
自動車株は全面高。
いすゞが14円高の394円と続伸。大手経済紙が「4-6月期の連結営業利益が過去最高を更新する」と報じたことから買いを集めた。
トヨタ自動車が75円高の2943円、ホンダが90円高の2485円と続伸した。
日産自動車も20円高の727円と続伸。大手証券は「欧州の収益悪化リスクは限定的」として投資判断「買い」を継続したが、目標株価を1050円から920円に引き下げている。
こうした中、ダイハツ工業が19円安の1305円と続落。この日発表した第1四半期決算で営業利益が前年同期比2.2倍となったが、市場予想を下回ったことで失望売りを呼んだ格好。