気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2012年7月26日付
●なでしこ「金」へ出陣、ロンドン五輪競技開始(読売・1面)
●印スズキ暴動97人逮捕、45人逮捕状警察本部長明かす(読売・7面)
●トヨタ1割強国内で減産へ(読売・8面)
●日立、英高速鉄道596両受注、550億円規模、15年に現地工場(読売・8面)
●自動車生産台数5社が過去最高、上半期(朝日・8面)
●トヨタ、首位返り咲きか、上半期、過去最高497万台、VW上回る(産経・10面)
●フォード、57%減益、4~6月欧州は赤字(日経・6面)
●輸入車販売1割増に、今年23万台、減税効果で、組合理事長(日経・9面)
●中国で無段変速機、トヨタ、現地に生産子会社(日経・9面)
●主力セダンにハイブリッド車、BMW、国内受注開始(日経・11面)
●日野自、経常益最高に、4〜6月135億円、トラック販売好調(日経・15面)
ひとくちコメント
寝不足どころか、寝てない人も多いのではないだろうか。ロンドン五輪の開会式に先立ち、サッカー女子の競技がきょうの未明(日本時間26日午前1時)に開始。カナダと戦った日本は前半33分、川澄選手がシュートで先制。さらに44分、宮間選手がヘディングで追加点を決めた。後半には入り、カナダにゴールを決められ1点差に迫られたが、2-1で逃げ切って初戦を飾った。
きょうの各紙も「なでしこ『金』へ出陣」(読売)などと、1面などで大きく取り上げているが、試合の結果は最終版の締め切りには間に合わず、初戦を見事に飾った明るいニュースは朝刊では報じられていない。
ロンドンからの明るいニュースといえば、日立製作所がイギリス運輸省から高速鉄道車両の製造と保守業務を一括受注したことを発表。日立が受注したのはロンドンと、スコットランドのエディンバラを結ぶ都市間高速鉄道で596両の車両製造と27年半の保守業務を請け負うという。事業総額はおよそ5500億円という超ビッグなプロジェクトである。
それにしても、紙面は8月13日の閉会式まではロンドン五輪一色とみられ、寝不足の中を五輪以外のホットなニュースを探し出すのにひと苦労しそうである。