フィアット、クライスラーへの出資比率を引き上げ 61.8%へ

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クライスラーグループの米国本社
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2009年5月、イタリアの自動車大手のフィアットと資本提携を結んだ米国の自動車大手、クライスラーグループ。フィアットがクライスラーグループに対する出資比率を、さらに引き上げることが分かった。

これは3日、フィアットが明らかにしたもの。同社の発表によると、フィアットは全米自動車労組の退職者向け医療保険基金(VEBA)が保有しているクライスラーグループの株式を、取得するオプション契約を行使する計画。これにより、3.3%のクライスラーグループ株式を新たに取得する。

2012年1月、フィアットはクライスラーグループに対する出資比率を、53.5%から58.5%へ高めたばかり。今回の追加株式の取得は、今後数週間以内に行われる予定。

これにより、フィアットのクライスラーグループに対する出資比率は61.8%にまで引き上げられる。両社の経営統合に向けた動きが、さらに加速することになりそうだ。

《森脇稔》

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