日産ゴーン社長「就任以来、ダットサンが復活する時が来ると信じていた」

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日産自動車カルロス・ゴーン社長(資料映像)
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  • ダットサンブランドロゴ(資料映像)
  • 日産自動車株主総会
  • ダットサン富士号(210型。1958年豪州ラリーでクラス4位、総合25位)
  • ダットサン510セダン(1972年型、北米市場)

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は26日、横浜市で開いた株主総会で、主に新興国市場で復活させるダットサンブランドについて「1999年に日産の役員に就任して以来、ダットサンが再び活躍する時が来るだろうと考えていた」と述べた。

ゴーン社長は「ダットサンは最も歴史の長い日産の財産であり、今こそダットサンを復活させるのにふさわしい時期にあると考えている」とした上で、「きちんと設計すれば『フェアレディZ』が再び好評を博し、『GTR』が登場する時が来ると信じていたのと同様にダットサンが復活する時が来ると信じていた。適切な戦略さえあれば」と振り返った。

「ダットサンを最初に展開する国々で、ダットサンのセグメントは全体需要の3割から4割を占めている。現在、このセグメントで販売されているのは、だいたい15年前にできたプラットホームやパワートレーンを採用した車や、または最近のものでも性能面や品質面が劣る商品」と指摘。

その上で「こうした市場では、新たな世代のお客様、前向きな明るい未来観を持つお客様が台頭しつつある。これらのお客様は新しい手ごろな価格の交通手段をお求めで、もはや古い技術では満足されない。そしてダットサンはまさにこれらのニーズに応えるブランド」と強調した。

《小松哲也》

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