【F1 ヨーロッパGP】シューマッハ「驚いた!」…表彰台ドライバーコメント

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ミハエル・シューマッハ(2012年ヨーロッパGP)
  • ミハエル・シューマッハ(2012年ヨーロッパGP)
  • フェルナンド・アロンソ(2012年ヨーロッパGP)
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ある意味、これもサプライズか? 地元スペインで優勝したのはフェラーリのアロンソ。2位と3位に入ったライコネンとシューマッハも、かつてはフェラーリで大活躍した元ワールドチャンピオンたちである。

優勝
フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)

「忘れられない一日になった。今の気持ちを言い表す言葉が見つからない。祖国GPで優勝するというのはそれほど大きな意味がある。2006年のバルセロナのこともはっきり覚えているし、素晴らしいチームと共に手に入れた今日の勝利は、スペインという国が苦しんでいることを考えれば一層大きな意味があるだろう。サッカーのナデルもスペインに微笑を取り戻させてくれるのかなと思っている」

「クールダウンラップで止まってしまった原因はわからないが、グランドスタンドの目の前でファンの祝福を受けられてかえって良かったよ。物事には良いときとそうでないときがあって、一瞬にして入れ替わるということをスポーツは教えてくれる。昨日はQ2落ちで落胆した僕たちが優勝している。チェッカーフラッグまで決してあきらめては駄目だということだ。遠くからレースにやって来て自動車の中で寝たり、炎天下のスタンドで頑張ってくれた人々に何よりのプレゼントができた」

「ベッテルがリタイアして僕がリーダーになってからは、最後までタイヤがもってくれることを祈っていた。エンジニアとの交信は、後方のドライバーとペースが同じだと伝えてきた。最後、タイヤはギリギリだったけど、カナダとは違ってライバルも同じ状況にあったようだ」

「ミハエル(シューマッハ)やキミ(ライコネン)とも一緒に仕事をした(フェラーリの)アンドレア・ステラと共にポディウムに立てたことが嬉しい。グリッドポジションを思い起こせば、ありえない今日の勝利を実現してくれたのがこの人物だ。昨日の段階では、勝利は程遠いと感じていたことは事実だ。この先はタイトル獲得のために全力を尽くすが、フェラーリはまだ最速マシンではないので、この点を一日も早く解決しなければならない」

2位
キミ・ライコネン(ロータス)

「2位でも悪くはないけど、本当に欲しかったのは1位だ。でも、そこまでのペースはなかったのも事実だからね。スタートは上手くいったんだけど、T1右回りでパストール(マルドナド)にブロックされてポジションを落としてしまった。ここから何とかポジションを取り戻しながら、オーバーテイクをしたりされたりの激しいレースが続いた」

「セーフティーカーの後のタイヤの温度上昇が遅かったのと、このリスタート直後は僕のミスもあったが、レースペースは回復して逆襲に転じることができた。今日は惜しいところまで行ったが、あと少しで優勝には手が届かなかった」

3位
ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)

「驚いた! レース中は一瞬だってポディウムのことは考えていなかった。嬉しいリザルトだね。とうとうここまで来たのかという思いだ。長い間待ち続けた結果が、突然予想外にやってきたことがなおさら嬉しいよ。僕たちの仕事のやり方に疑問を持ち始めていた人々にお返しする最高の解答だろうね。僕たちは良いマシンを作って反撃する。決してあきらめないし、どんな結果があっても不思議ではないということだ」

「チームの仲間たちと再びポディウムに立てることを信じて待っていてくれた人々に最大の感謝を届けたい。これがチームワークなんだよ。幾たびかの苦しい戦いを経てこのウィークエンド素晴らしい仕事をしてくれたメカニックとエンジニアに特別な感謝を。レースの最終盤は忙しすぎてポジションを数えるのを忘れていたから、ポディウムに立てるとは思いもしなかった」

「フィニッシュラインを越えたところでチームに順位を聞いたら、『3番! 表彰台!』と大声で返してきた。ドライバーが本当に嬉しく思う瞬間だよね。これまでも何度かギリギリのところまでは行ったけど、今日のような激しいレースでストラテジーを駆使し、オーバーテイクが難しいと言われるサーキットで抜きまくって手にした気持ちは特別だ」

《編集部》

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