ホンダは20日、使用済みのハイブリッド車用ニッケル水素バッテリーから抽出したレアアースの再利用を2012年中に開始すると発表した。
同社は、今年4月より日本重化学工業のプラントにおいて、抽出作業を行っている。抽出したレアアースの再利用方法については、ニッケル水素バッテリーだけでなく、幅広い部品への活用を検討。さらに、回収したニッケル水素バッテリーを解体する際、バッテリーの残留電圧を取り出し、回生電圧として解体作業などに利用することも考えている。
同社では、使用済みニッケル水素バッテリーだけにとどまらず、使用済みのハイブリッド車用モーターやリチウムイオン電池などからのレアアース抽出を目指したいとしている。