フォルクスワーゲングループは12日、5月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は、47万6900台。前年同月比は9.3%増と、4月の6.3%増を上回る伸びを示した。
2012年1‐5月市場別販売は、最大市場となった中国(香港を含む)が前年同期比14.7%増の81万9300台。中国を含めたアジア太平洋地域では、14.8%増の90万9100台を売り上げる。
また北米は、前年同期比24.4%増の24万2100台。このうち米国は、北米専用セダンの新型『パサート』の好調により、35.7%増の17万0600台を販売した。
目覚ましい伸びを見せたのが、ロシア。1‐5月実績は、前年同期比90.1%増の6万5300台。欧州は1‐5月、前年同期比2.8%増の74万2900台。地元ドイツは2.9%増の25万5900台という結果だ。
フォルクスワーゲンブランド(乗用車)の2012年1‐5月世界新車販売は、前年同期比9.4%増の229万台。フォルクスワーゲングループのクリスチャン・クリングラー販売担当取締役は、「西欧市場では厳しい販売環境にあるが、世界市場では5月、素晴らしい結果を残した」とコメントしている。