中国汽車工業協会は9日、中国における5月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は160万7200台。前年同月比は16%増と、4月の5.2%増を伸び率で大きく上回り、4か月連続で前年実績を超えた。
2桁の伸び率を記録したのは、3か月ぶり。5月実績が大幅増となった要因は、昨年5月が日本メーカーを中心に東日本大震災の減産の影響で落ち込んだため、その反動増という面もある。
メーカー別の5月販売実績では、GMが5月としては過去最高の23万1183台を販売。前年同月比は11.5%増と、4か月連続で前年実績を上回った。上海GMでは、シボレーブランドが13.1%増の4万8563台を販売。コンパクトカーの新型『セイル』シリーズが、86.8%増の1万8733台と大きく伸びた。
中国の2012年1‐5月新車販売台数は、前年同期比1.7%増の802万3500台。1-4月では前年実績を割り込んでいたが、5月の大幅増により、1-5月は前年実績を超えている。