オランダのVencer社は5月24日、新型スーパーカー、『サルト』(Sarthe)の開発計画を明らかにした。
Vencer社は2010年末、ロバート・コベン氏が設立した新興メーカー。オリジナルのスポーツカーを少量生産することを目指している。そして発表されたのが、サルト。車名のサルトとは、ルマン24時間レースが開催されるフランスのサーキットに由来する。
サルトは、スペースフレーム構造のシャシーに、ハンドメイドによるカーボンファイバー製ボディを載せる手法を導入。その車両重量は1390kgと、V8エンジン搭載車としては軽量だ。
ミッドシップに搭載されるのは、V8ガソリンエンジン(排気量は未公表)。最大出力は510ps、最大トルクは66.3kgmとパワフルだ。トランスミッションは6速MT。サルトは0‐100km/hを3.8秒で駆け抜け、最高速は326km/hに到達する。
Vencer社は今後、サルトの開発を進め、近い将来、少量を生産する計画だ。