広汽トヨタ(GTMC)は、アフターサービスも管理することを目的に「サービスのSLIM」(Sales Logistics Integrated Management)を開発した。販売店のサービス業務を共有しカイゼンにつなげるという取り組みだ。
サービスのSLIMを本格稼働
仕組みは、SLIMモニターで全販売店のサービス業務のステータスをモニタリングし、販売店と共有するというもの。従来からある「販売のSLIM」と同様に、異常をフォローしていく。
モニターでは、入庫台数、定期点検の受付状態、補修修理、BP(鈑金塗装)など車両の状態が把握できる。店別の保有台数とフォロー対象車の内容なども確認できる。
中国市場では保有台数が拡大するのに伴って、点検需要の開拓と獲得がビジネスにつながる。そこでサービスのSLIMでは、定期点検について、5000km、1万km、2万km点検の入庫状況が店別に確認できるようになっている。
異常管理のため月に1回、GTMCのサービス関連担当者を交えて会議が行なわれる。目的は予約率の向上や、有償点検の入庫率向上。当月の入庫対象車あたりの入庫率の目標数値は60%としている。