全体相場は3日ぶりに反落。
ギリシャのユーロ圏離脱の可能性が生じたことを受け、投資家のリスク回避の売りが先行。ただ、朝方は日本国債の格付け引き下げで円相場が弱含んだことから、輸出関連株の一角が堅調な動きとなった。
しかし、日銀の金融緩和政策見送り発表を契機に弱気ムードが増幅。外為市場での円高進行が重しとなり、輸出関連株に対する売り圧力が強まった。
平均株価は前日比172円69銭安の8556円60銭と大幅反落。4カ月ぶりに8600円台を割り込んだ。
自動車株は前場は比較的堅調な動きを見せたが、円高を嫌気した売りに引けにかけてマイナス圏に沈んだ。
トヨタ自動車が15円安の3065円と反落。
ホンダが35円安の2567円、日産自動車が10円安の766円と反落した。
全面安の中にあって、マツダが1円高の108円と小幅ながら続伸。NHKが昼のニュースで伊自動車大手フィアットとの業務提携交渉について報じたことを材料に、物色のホコ先が向かったもよう。
日野自動車が527円で変わらず。