19日、INDY500の公式予選がおこなわれた。佐藤琢磨は19位で他のホンダエンジンユーザー同様に波に乗れず。予選終了後、次のようにコメントしている。
「これまで練習では順調にトップ10内につけていたのだけれど、昨日(ブースト圧を上げてからの)シボレー勢の速さににショックを受けました。今日は僕らなりにベストを尽くしましたが……伸びなかった。
僕がアタックした午後1時ごろは気温も暑かったですね。19位という結果は喜べないが、仕方がないです。再アタックをするほどの伸びしろはないというのがチームの考えです。上がっても一列前になるだけでしょう。そのための労力、リスクを考えるとレースに集中した方が良いということです。
自分は納得しているか? いえ、納得は……。しっくりとチームに同意したというわけではないです(笑)。でも、ファスト9に入れる可能性はなかったし。
走りたい気持ちはあったが(10位で止めさせられた)去年のような自信はなかったですから。ウィングは(トリムし切って)終わっちゃってたし。
最高の状態に持って行けなくて残念でした。みんな4周の後半で落ちたのはタイヤのタレですね。僕も2周くらいまでは抑えられましたが・・・。去年と同じスペックのタイヤなので、暑さのせいでしょう。
明日はレース・セットに切り替えて行きます。大きなトラフィックの中を走ったのはまだ一回だけですから。レース仕様のブースト圧ではエンジンの差もなくなりますからね。
明日はダウンフォースをつけて……。トラフィックの中では絶対的なスピード差はないはずです」