三菱ふそうトラック・バスの末廣明夫副社長は、18日に発売した新型『キャンター エコ ハイブリッド』について、ディーゼルエンジン車との価格差を3年から4年で回収できるとの見方を示した。
末廣副社長は同日横浜市で開いた新型キャンター エコ ハイブリッド発表会で「旧型で比較すると価格差はだいたい8年から9年で回収できることになっていた。それに対して新型は、まず初期コストを下げることに成功した。さらにディーゼル車との燃費性能の差が大きくなっている。このため初期のコスト増を回収するのに3年から4年でできるところまでもってきた」と説明した。
新型キャンター エコ ハイブリッドの燃費は2.0t積クラスで12.8km/リットル(重量車モード燃費値)、これに対しディーゼルエンジン車は10.6 km/リットル。また価格は2t積み平ボディー普通免許対応車ロングタイプで548万6250円となっている。
さらに末廣副社長は「バッテリーにかかるメンテナンスコストがとても心配だという不安もあると思うが、我々はその不安を払しょくするために、10年間のバッテリー無料保証を行う」と表明した上で、「これは新開発のリチウムイオン電池の信頼性、耐久性品質に十分な自信を持っているからだ」と語った。