イタリアの大手自動車メーカー、フィアットグループは26日、2012年第1四半期(1〜3月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は202億2100万ユーロ(約2兆1670億円)。2011年6月以降、米国クライスラーグループが連結対象に含まれたこともあり、前年実績に対して2.2倍と大幅に増加した。
また営業利益は、8億6600万ユーロ(約930億円)。こちらも、クライスラーグループが連結対象となった効果で、前年同期に対して3倍を達成する。
2012年第1四半期の新車販売台数(LCV含む)を市場別で見ると、北米が前年同期比33%増の47万5000台。中国を含むアジアパシフィック地域は29%増の2万7000台だった。欧州や中東、アフリカ地域では、18.7%減の26万台(出荷ベース)と後退している。