ダイムラーと中国BYD(比亜迪)が立ち上げた新ブランド、デンツァ(DENZA)は23日、中国で開幕した北京モーターショー12(オートチャイナ12)において、EVコンセプトカーを初公開した。ダイムラーとBYDは2010年3月、技術提携を発表。2010年5月には、中国でEVを共同開発することを目的に、合弁会社の「深センBYDダイムラー・ニューテクノロジー社」を設立した。デンツァは、両社の合弁会社が中国で現地開発し、中国市場だけで販売するEVに特化したブランドの名称だ。北京モーターショー12で初公開されたのは、デンツァブランドの第1号車となるEVコンセプトカー。特別な車名はなく、「オール エレクトリック ビークル ショーカー」と称される。このコンセプトカーは、中国で主流の小型セダンタイプのEV。ヘッドライトのデザインや、逆ヒンジで開閉する後部ドアなどに、新しさが表現された。EVパワートレインに関しては、明らかにされていない。ダイムラーによると、現在プロトタイプを使用した開発テストを実施しており、市販モデルは2013年に発表される予定だという。
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