東京スカイツリー(東京都墨田区)の「天望回廊」(450m)や「天望デッキ」(350m)が17日に公開され、湾岸エリアの摩天楼や東京ゲートブリッジをはじめ、一瞬ゾクッとするガラス床からの景色などが眺められた。
ほぼ逆光となる南側は、碁盤の目状に道が敷かれた江東区の街並みを手前にし、その先に夢の島公園、JR新木場駅、首都高速湾岸線などを望める。新木場の貯木場や物流エリアの向こうには、東京ゲートブリッジや東京湾アクアライン「風の塔」も見える。晴天であれば房総半島や羽田空港などもはっきりと確認できるはずだ。
隅田川下流域には、清洲橋や永代橋、渋滞の激しい首都高箱崎ジャンクション、さらに晴海・台場エリアのビル群が広がる。“先代”となる東京タワーも、真新しいビルたちといっしょに見える。
高所恐怖症の人などは敬遠するかもしれないが、地上から340mの展望フロアにあるガラス床からの真下の眺めは迫力がある。報道陣のなかには「ちょっと怖くてガラスの上に乗れない」としりごみする人の姿も見られた。
5月22日開業の東京スカイツリー。レストランやカフェ、ガラス床などがある天望デッキは入場料大人2000円。最高到達点となる天望回廊へはさらに1000円が必要となる。