米国IIHS(道路安全保険協会)は3日、新型レクサス『GS』を、「2012トップセーフティピック」に認定した。
IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで実施。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。
またIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと横転を想定したルーフ強度テストも行う。そして、総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に認定。安全性能を重視して車選びを行う消費者に、参考となる情報を提供している。
新型レクサスGSのテスト結果は、前面衝突ではダミー人形の傷害レベルが頭、首、胸、左足、右足と、全ての部位において最小限。各部位がGOOD(優)評価と認められた。
側面衝突では、運転席/後席ともにダミー人形の頭、首、胸、脚へのダメージが少なく、 GOOD(優)評価。ただし、頭部保護に関しては、運転席がGOOD(優)、後席がMARGINAL(可)と評価が分かれた。ボディの安全構造は、前面衝突/側面衝突ともにGOOD(優)。
また、追突時のむち打ち確認テストとルーフ強度テストは、GOOD(優)。その結果、新型GSは総合評価が最高のGOOD(優)となり、2012トップセーフティピックに輝いた。
IIHSは2010年、横転を想定したルーフ強度テストを導入するなど、テスト内容を厳格化。これ以降でのレクサス車のトップセーフティピック認定は、『RX』、『CT200h』に続いて、新型GSが3車種目だ。